こんにちは、セザキリョウタです。
様々な本を読み進める中で、『古典』と呼ばれ昔に書かれた古い書物があります。
思想や哲学といったものも、逸話や海外の探検記など多くのジャンルがありますが
昔から現代まで永く読み続けられているものがあり、それらをまとめて古典と位置づけたりしています。
古典は今まで読んだことはなく、読書の先輩方のから古典は勉強になるから
是非読んでみよ!ということで食わず嫌いはせず、まずは読んででみようと思いました。
選んでみたのが岩波文庫から出版されている本を読んでみることにした。
『アルプス紀行』ジョン・チンダル 著 矢島祐利 訳
岩波からの初版は1934年
増訂新版となっている。原著は1871年のものを翻訳し新版となったのだろうか。
山好きである僕には非常に興味が湧くアルプスという言葉。
目次をみると、マッターホルン、アルプスの構造、イタリアの湖水、アイガーの登頂など。
観測の話のようですが序文の1ページ目を見てなにやら難しい漢字がでてくるな、、
くらいに思ってとりあえず即買い。
しかし、いざ読み始めてみると、、
んん、なんだこりゃ!!!読めない字ばかりじゃあないか。古典を理解するというより、漢字すら読めないな
この難しい漢字は、簡単に言うと旧字体と呼ばれて
現在主に使用されている新字体より前に使われていた漢字。
これは、台湾、香港、マカオで使われている字と大体一致するとのこと。難読文字とされるものもあった。
さて、字体はわかった。じゃあどうやって読んでいこうか
旧字体の本をどうやって読むか
旧字体という文字で書かれているのはわかった。
でも、この旧字体をどうやって現代文字に変換して読み直か。
パソコンで描いてある書体ならコピー&ペーストしてWEBで調べることができる。
でも、これは本だ。切って貼り付ける訳にはいかない。
辞書を引くか?では調べてみよう。『彌』これは弓へんに、棒?ハにメが4つ?
・・・途方に暮れた僕は、グーグル先生に教えを乞うことにしよう
旧字体を新字体へ変更する方法
実際に調べ、これならなんとか旧字→新字へと変換しながら読める!と思った方法を紹介する。
しかし、これはiPhoneを使った旧字体の調査方法です、機種が限定的になりますのでご承知を。
まずはiphone で旧字体を出すために設定を行う必要がある。
その設定方法を説明するので以下を参考にてほしい
iPhoneで旧字体を入力出来るように設定する
実際に使った機種はiPhone5sと、2017年の今ではすっかり旧モデルである。
バージョンは11となっているが、全世界で使えるiPhoneなら、どのiPhoneでも大きな差はないはず。
まずは本体の設定画面を開いていく。


1 iphoneの設定を開く
2 一般をタップして『キーボード』を選ぶ
3 新しいキーボードを追加
4 中国語『簡体字』を選ぶ
5 簡体字の『手書き』を選択して画面右上の完了を押す
以上でiPhoneで旧字体が使える設定となる。
次に僕はiPhone内のデフォルトアプリ『メモ』に入力をしていく
これなら、あとで忘れてもメモを見返すことで、調べた内容を取っておくことができる
それでは実際に旧字体である『彌增』という字を調べてみようと思う。




1 メモアプリを起動して文字入力画面、地球儀マークをタップ
2 『簡体手写』の入力モードにする
3 文字入力画面のした半分の『手書きスペース』に手書きで字を書いていく
4 手書き後、候補が出てきました。本と見比べて、該当する候補をタップする
文字手書きの際には漢字が下手でズレていたり、はみ出したりしても
高確率で該当する候補を出してくれます。割と適当に書いた『彌』もすぐ一番左に候補出てきました。
同じように『增』も調べていきます。




1 手書き入力し、候補を選択
2 『彌增』の字が完成したら二文字を選択(長押しして選択というボタンを押すと、範囲を選択できる)
3 右三角で右ページに行くと『調べる』というコマンドが出てきます
4 iphone内に入っている辞書で該当する文字があれば、調べた結果が出てきます。
今回調べた『彌增』はiPhone内の辞書にないためWEBを検索します。(WEB検索はパケットを使用します)
WEBで検索をすると以下のように、調べた結果、文字が見つかりました。

調べた結果『彌增』は”いやまし”という言葉であることが判明しました。
意味は『いよいよます、いっそうのってくること』でした。
この調査結果を再度iPhone内のメモに書いておけば次回この字が出てきた時に
すぐに調べられますね。
以上のように、手順は幾つかあり手間はかかりますが
これで読めない字はほとんどが調べて理解することができます。
一つ一つ調べることで、意味を理解して、知識として身についていくのも楽しいものです。
難読漢字や旧字体が入った本を読むにはどのくらい時間がかかるか
実際に説明した手順で、アルプス紀行を読んでみた。
ひとつひとつ字を探しながら読んでいくのは本当に時間がかかります。
私が通勤で使うおよそ1時間ですが、合計21ページ分を調べて読むのに8日間以上かかりました。
しかし、一度調べた字は蓄積されて、どんどん覚えていくことになります。
調べれば調べるほど、今後の作業は減って、スムーズに読書することができると考えます。
今回、ここまでで1章分を調べてみましたが、知らない言葉が多くありました。言い回しもあまり聞いたことないような
言葉遣いもあり、勉強せずには読み進められない。古典を読むこと=勉強は間違いなさそうです
しかしまあ、400ページ以上あるのを考えると、気が遠くなるなあ。
古典は言葉の表現も難しい
さて、ここでひとつ引用してみます
ラウターブルネンに近づくと空模様はますます静かになった。夕方すこしばかりぶらついたが、
太陽がまだ山から去らないうちに床についた。午前二時にラウエナーの手燭がわれわれの寝室の
中に閃いたと思ったら、天気はいいという彼の声が聞こえた。われわれは直ぐに起きて服装を整え
急いで朝食を認めた。
ここで『認める』=したためる という言葉が出てきました。
調べてみると、食事をする、文章を書き記す、などと出てきて
認める(みとめる)と読んでしまい、朝食を認めるという言葉が理解できなかった。
認めて許可したのかなーなどと思ったけれど、違うわけだ
僕はそのとき、言葉の深さ、というか面白いなあと思ったわけですが
『食べる』という行為ひとつにしても、食事をする、認める、食べる、といった表現が
あって、使いこなせるように覚えたら、表現のとしての幅が広がるなあーと感じましました。
また、手燭(てしょく)というものは、手で持ち歩けるように取っ手を付けたロウソクの
持ち運び台のことでした。昔はヘッドライトなどありませんからね。ロウソクで手元など照らしていたのでしょう。
終わりに
話は逸れましたが、iPhoneがあれば今まで読めなかった難読の漢字、旧字体なども
ツールを使って読むことを可能にしてくれます。紙の辞書を引くのも一つですが
身近にあるスマートフォンで新たな世界が開ける。テクノロジーとは素晴らしいものです。
古典を読む機会が訪れて、旧字体や難読漢字が出てきた際には、ぜひiPhoneの辞書機能をためしてみては
いかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
おまけ
アスプス紀行の序文と1章までiPhoneを使って調べたので
調べた漢字を載せてみようと思います。もしご自身で『僕は自分で調べて読みたいんだ!』という方は
こちらでページを閉じて頂ければ幸いです。
*正しく表示されていない場合はご容赦ください*
コメントを残す