のこぎりがあれば焚き火が10倍楽しくなる【キャンプ用のこぎりのススメ】

よく焚き火をする人「キャンプでナタ、オノを使って薪を割るけど、のこぎりって本当に必要なの?使ったことない。どんなふうに使えるのか知りたいです。おすすめのノコギリとか使いやすい形があれば教えてほしい。」

こんな疑問に答えます。

もくじ

・のこぎりがあれば焚き火が10倍楽しくなる
・のこぎりは『短くて切れ味が良い折りたためるモノ』が使いやすい
・【厳選】キャンプ用のこぎりおすすめ

この記事を書いている私はキャンプ歴5年、年20回程度。のこぎり、ナタ使用歴は3年。

焚き火用のツールとしてナタ、ノコを毎回使います。

キャンプ用品って「あったらいいなー」ってものが大半だけどナタ、ノコギリだけは必要!なくてはならない存在なのです

なぜキャンプにノコギリが必要なのか、楽しくなるのか説明していきたいとおもいます

のこぎりで焚き火が10倍楽しくなる理由

のこぎりがあると焚き火が10倍楽しくなる。

キャンプにのこぎりを持っていくと、落ちている木を拾って焚き火に適した長さに切ることができる。

たくさん焚き木が集まれば、無料で焚き火ができるかもしれません。そう、焚き火はお金をかけずにできるんです

キャンプ地に着いて薪探しをするついでに周囲を散策。
自然が多いキャンプ地では思わぬ発見をしたり、その時期の季節と自然と触れ合うことができます。
ついでに薪が拾えればラッキー!

キャンプの準備が落ち着いたら周辺散策で焚き火の素材を探してみよう。

ちいさーーーい小枝から集めて、焚き付け用の薪から準備。全て現地で集めた薪で焚き火が大きな焚き火に育て上げられれば、きっといつもと違った焚き火を味わうことができる。キャンプの遊び焚き火がぐっと広がります!

太すぎる木は拾わず、ちょうどいい木を探そう

落ちている木のサイズはいろいろ。

使いやすいのはだいたい太さが2〜5cmくらい。長い木は切って使えるので丁度いい太さの木を探そう。


1〜2センチの木は手で折ったり足で踏んで折れなくはないですが、それ以上太くなると正直しんどいです。
※勢いよく踏んで折れると薪が飛んだりするので注意!

長すぎる木はノコギリで切って調整しましょう。

焚き火台を使うときは、焚き火台のサイズを考えて木のサイズ調整しておけば小さな焚き火台にも使える薪サイズにできる。

ノコギリ本体は1000円〜3000円程度なので、焚き火3〜4回分の焚き木が集まればノコギリ代はソッコーで元が取れちゃいます!

※注意]くれぐれも立木を切ったりしないでくださいね。キャンプ場内で木を拾ってよいか心配な時は受付で聞いてみると良いです

細かい枝を切るにはナタよりノコギリが使える!


細かい枝をのこぎりで切り落とせば持ち運びもが簡単。

切った枝は焚き火の焚き付けにもできます。1センチ程度の枝なら数秒です。

キャンプサイトで切ると散らかったり、使わない端材など片付が意外とたいへんなで面倒なので拾った場所で処理しちゃいましょう。枝や葉が付いている場合がほとんどで、緑の葉が付いた枝はあまり燃えない。その場で切り落としておくのがGOOD!

ナタで枝切り落としてもいいのですが、細かい枝を落とすのは意外とむずかしい。

鉈は重く、振り下ろす回数が多いと疲れます。のこぎりの方が簡単で手っ取り早いですね

『刃が短い、切れ味が良い、折畳みができる』がおすすめ

キャンプで使いやすいのこぎりは『短い』『切れ味』『折畳み』この組み合わせです。

刃の長さが短いものがオススメな理由


刃が短いものがオススメな理由はキャンプ場で大木を切るシーンが意外と少ないからです。
2〜5cmの木が切れれば焚き木としてはじゅうぶん。刃が短いとコンパクトになって持ち運びも楽!コンテナに入れておいてもかさばらない。

2〜5㎝の木を切るにはだいたい刃の長さがが130mm170mmあれば足りる。ただし、5cmの木は意外と太くて切るのはシンドイ、、

もし長めの刃なら200〜240mmで持ち運びがクリアできれば良いし
5cmの
太い薪も240mmあれば楽勝です。

 

サイズを参考にすると
一番上のノコギリが刃長24cm(240mm)サムライ騎士シリーズ
二番目のノコギリが13cm(130mm)ポケットボーイ
ナタが15cm(150mm)トヨクニ焚き火鉈
丸いコースター左が10cm(100mm)
丸いコースター右が8.5cm(85mm)
500円玉が2.6cm(26mm)
10円玉が2.3cm(23mm)
1円玉が2cm(20mm)

刃の長さで選ぶ場合


刃の長さは折りたたみ式で選ぶとだいたい130〜240mmの範囲が選べます。
130mmは両手で握れなくはないですがグリップが片手サイズ。2〜3cmの(500円玉くらいの)木なら切るのは楽勝で、時間もかからず片手で切れる。5cmくらいになると正直シンドイ。時間をかければ切れますが立派な労働になりますよー。上の右側のコースタはまず太くてやめよっ、、ってなります。

太い薪を切った後の問題は、樹皮(木の皮)付きで太すぎると火付きが悪いというところが難点。鉈や斧を持っていれば、5cmサイズの薪は割りたい。
それ以上の太い木は割らないと火がなかなかつかないです。鉈と斧を持っていない場合は、手に入れるか5cm以内の薪集めに絞り、短めの折り込み鋸がよさそうですよ!
もし鉈など持っていなければこちらの記事も参考にどうぞ!
初心者が選ぶ!キャンプで使う鉈(ナタ)選び!
焚き火好き必見!キャンプで使える鉈まとめ!


刃が短いサイズはシルキーのポケットボーイシリーズは評価がよく
カーブしているタイプは、あまり力をいれずに良く切れると高評価。

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太めの薪で長い時間焚き火を楽しみたいひと

太い薪を作りたい人と、あとは女性におすすめできるのは長めの200mm前後です。
200mmなら片手、両手どちらでも持って使えますし、太めの木を切るのも圧倒的に楽。持ち運を考えると少し大きいという部分がだけがデメリットですね。


持ち手にも余裕があるので片手切るのがしんどそうななーと思う方は170〜200mmサイズの刃を選んで両手で切るのが良いです。
5cmくらいの木を切って焚き木にしたい場合は長い200~240mmあれば時間をかけずに薪が作れますね。

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Samurai

補足]落ちている木、折れた木でも水分が多く含まれている木があるんですが

水分が多い木は火付きが悪く燃やしてもなかなか燃えず、煙が大量にでる。

切ってみて中が湿っているような木は拾わずに置いておきましょう。燃えるのは「よく乾燥している木」ですね

腐ってボロボロしている木も全然燃えない

切れ味は刃のタイプで選ぶ[荒目、中目がおすすめ]


荒目、中目なら細目よりも早く木を切断できます。
ノコギリの刃と刃の間の間隔(ピッチ)が大きいものが荒目で4mm前後。中目、万能目が3mm前後。
ピッチが小さいものが細目で1.7mm前後。

細目はDIYで使う角材を切るときに切り口がキレイというメリットや乾燥した堅い木、竹や細かい枝などのの切断に向いてます。

焚き火用の木で切り口をキレイにする必要はありませんので選ぶなら中目ー荒目がよいです。
荒目んだ場合は太い木は切断速度も早いものの、細かい枝は引っ掛かり(ピッチ)が大きいので切りにくい可能性がある。

万能目というのもありますので何でもOKな万能目タイプも良いと思います。迷ったときは万能目や中目。


僕は結局はじめ短い130mmの万能目で太い薪も切っていましたが、240mmの荒目も買い揃えました。
が、200mmぐらいの万能目が1本あればなんでも行けそう、、
はじめのての1本目のこぎり、、悩ましい!!

折畳めるタイプで選ぶ


折りたためるのこぎりのメリットは『持ち運びがしやすい』この1点です。

短い刃を選べばポケットに入れておけますし邪魔になりません。

のこぎり本体にカラビナをつける穴が空いていいてズボンに引っ掛けておけます。

道具入れのコンテナに入れても場所をとりませんので荷物の多いキャンパーには刃が短い折りたたみのタイプをおすすめします。

【厳選】オススメのこぎり

以上を踏まえ『短い』『切れ味』『折畳み』に重点を置いてノコギリを選びました。

シルキーポケットボーイ(ユーエム工業)
ゴムボーイ

ポケットボーイはとにかく折りたたみでコンパクト、よく切れるノコギリ。国産メーカーで製造されていて替え刃も種類豊富。

シルキーシリーズは林業の方たちも多く採用しているとか。


僕はポケットボーイ130mm、万能目を使っていますが、全くもって不満がありません。刃を収納すればポケットに入るし、よく切れます。

デメリットをあげるなら、刃が短いので木を切るとき腕を上下する回数が多くなる。太い木になればなるほど切り込む回数が多いので腕が疲れやすい。

ポケットの中で刃が開いたりすることはなく、いまのところ刃や折れ目のガタツキもないですね
サイズバリエーションも多く、替え刃は割とホームセンターで売っているので
便利。

SAMURAI(サムライ) 神沢精工株式会社

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こちらも国産メーカーのサムライ。世界に認められているというノコギリ

サイズもハンドタイプも210mm~240mmで130mmと比べると、持ち運びには大きくポケットに入っても大きくはみ出します。短い刃よりも切断する能力は高い。

広葉樹の堅い、太い薪を切ったりするのにはこっちの210mmくらい欲しいいですね

短い片手ノコギリだと疲れそうだなーと考えているひとは210mmのノコギリがいいと思います。

作業用におすすめのグローブ

素手で作業を考えている人。皮の手袋を用意すると木を切る、運ぶ、焚き火をするが安全になります。
安全のためにグローブを使ってノコギリの使用をおすすめします

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僕はノコギリを使う際にも、ナタで薪割り、焚き火の火遊びなどなんでもこのグローブでこなします。

値段も安いですし、革の厚みも十分あってコスパ高い。フリーサイズでゆったりタイプ。

キャンプでガシガシ使ってますが、2年経ってもほつれなし。野生の動物に片方だけ持っていかれたので2代目。夜中の外に置きっ放しに要注意。

さいごにまとめると

結果的にどの長さがいいのか?で迷いそうですが
あまり力がなくても楽に切りたいなーと考えている人は
刃の長さが170~210mmサイズの折りたたみ、中目または万能目のノコギリ

切るのにギコギコ切り込む労働感はありますが、とにかくコンパクトに持ち運びたい、スマートキャンプ派は130mmの中目〜荒目がおすすめ。

もともと薪割り用にナタしか持っていませんでしたが、ノコギリを持ってからは薪集めもの散策が楽しみになりました。

木を切ったり割ったりって現代風じゃないし、面倒!って意見もありそうですが、この『メンドウクサイ感』がちょっとしたアウトドア、キャンプの楽しみだったりするんですよね。

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